◇「しばらく後になってから」「思いがけず」「よくある」という3つの副詞句をそれぞれどこに置いたらいいのか。 「よくある」の (very) often は「頻度」を表す副詞で、通例は動詞の前にきますが、ここでは強調のため文頭に置いています。 「しばらく後になってから」の long afterward は「時」を表す副詞で、通例は文末に置きます。しかし、ここでは目的語の something that you thought you had lost が長いため、文末に置くと修飾関係があいまいになります。それを避けるために、動詞の find と長い目的語の間に、前後をコンマで区切って挿入の形で置いています。 ◇「失くしたと思っていたもの」は、I thought I had lost something.(あるものを失くしたと思った)という文をもとに、something を先頭に移動して、その後に関係代名詞(that)をもってきて出来上がりです。
unexpectedly:「思いがけず」を和英辞典で引くと unexpectedly が載っています。これをそのまま英訳に使うのではなく、英和辞典や英英辞典で確認してみましょう。例えば LDOCE には unexpected について used to describe something that is surprising because you were not expecting it(予想外のことでびっくりさせるようなことを表すのに使う) とありますから、これでいいことがわかります。 afterward: あとになって; なお long を before や after の前に置くと「... のずっと前[後]に」という意味になる
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